トランジションは“第4の競技”! オリンピアンの指導でしっかり習得 ~福岡キャンプレポート~

  • トライアスロン

みなさん、こんにちは。

2026年のキッズトライアスロン「SCOPE」では初の九州開催となった今回は、小学1年生から6年生まで、24名の子どもたちが参加。

この「SCOPE」は、経験の有無に関わらず、競技を「楽しい」と思ってもらえることを目指しています。今回も、トライアスロン経験者の子から、なかにはスイムに苦手意識のある子まで、さまざまな子どもたちが集まりました!

初めて対面する子どもたち、緊張の面持ち…

まずは「SCOPE」オリジナルTシャツに着替えるところから。
初対面同士で、少し緊張気味の子どもたち。
キョロキョロと周りをみながら、学年ごとに整列します。
この日のコーチと、ゲストオリンピアンの関根明子さん、上田藍さんがそれぞれ自己紹介を行い、場が一気に和やかに。

何事も最初が肝心「準備体操」

まずはじめに行ったのは準備体操。
手足や関節をしっかり動かし、このあとのトライアスロン体験に備えます。
「手が足に届かないよ~!」
といった声も聞こえ、だんだんと子どもたちの緊張がほぐれていくのがわかりました。

第4の種目~トランジション~をしっかりと体得

トライアスロンといえば、スイム・バイク・ランの3種目の競技ですが、実は「第4の種目」と言われている動作があります。
それが「トランジション」
スイムからバイク、バイクからランへの切り替えの動作は、ヘルメットをしっかりとかぶる、規定の場所で乗降する、などといった「決まり」がいくつもあります。
ここで失敗するとタイムが加算され、順位に影響が出てくるという、いわば勝負どころの場所なのです。

今回は関根さんが考案したプランで、トランジションの練習へ。

スタート地点から10mほど先に自身のヘルメットを設置。
さらに10m先にバイクを置き、折り返し地点にコーンを設置してから練習開始。

スタート地点から駆け出してヘルメットを着用し、バイクを運んで元の位置に戻る、という一連の流れを何度か試し、最後はリレー形式で楽しく競争しました。

次はコースの途中に「馬跳び」を追加。

  1. スタート 
  2. 馬跳び
  3. ヘルメットを正しく着用する
  4. バイクを目的地まで運ぶ

という流れは一見障害物競走のようでも、実は自ら考えて行動する力が養われ、中には急ぐあまりヘルメットをかぶり忘れてしまったり、帰り道でバイクを持ったままゴールへ向かってしまったりする子も。

子どもたちは楽しみながらも、一生懸命考え、試行錯誤しながら取り組んでいました。

その後はいよいよバイク体験へ。子どもたちは勢いよくコースを駆け抜け、思いきり体を動かす楽しさを味わっていました。

漁港までバイクで颯爽と駆け抜ける!

バイクのあとはランに挑戦!

今回のコースは、地元の方のご厚意で漁港の一部まで取り入れた内容。
普段は見られない光景を眺めながら走ることができるのは、トライアスロンという競技だからこその醍醐味です。

体力衰えずランも全力疾走!

2種目目はラン。
バイクを置いて海岸沿いを一気に駆け抜ける!
ミニゲームに向けてコースを確認しながら元気いっぱいに走る姿は、みんなキラキラと輝いていました。

SCOPE初のオープンウォーター!

最後はスイムです。
今回の「SCOPE」地方大会では初めてオープンウォーター(海や川・湖といった⾃然の⽔の中で⾏われる⻑距離⽔泳競技)での実施。

この日は台風一過で少し肌寒い気候で、お子さまの安全と体調を第一に考慮し、長時間の遊泳は控える判断をしました。
ミニゲームのコースを試しに泳ぎ、練習は終了。
スイムが苦手な子も、コーチや周りの子どもたちのサポートもありスムーズに泳ぐことができました。

トライアスロンのミニゲーム!全員がゴールに到着

いよいよ、スイム・バイク・ランを続けて行うミニゲームに挑戦!

難しいトランジションも練習の成果でスムーズに進み、全員が無事に笑顔でゴール!
ゴールしたあとも息せき切りながらもずっと笑顔で保護者のもとに駆け寄る姿は、最初の緊張した姿とはまったく異なる、頼もしいものでした。

イベントの合間には、参加者全員で集合写真もパシャリ。
会場には全員で無事に走り切ったという達成感で満たされていました。

オリンピアンを質問攻め!?ランチタイム

トライアスロン体験のあとは場所を移してランチタイムに。
「おなか空いたよー!」という子どもたちの声も大きく響きます。
たっぷりと体を動かした後なので、きっとごはんも美味しいことでしょう!

この時間には、関根明子さんと上田藍さんも参加。
子どもたちは競技のことから趣味のことまで!いろんな質問を寄せていました。

ランチのあとは「最強の歯みがき」タイム!

お昼ご飯を食べたあとは、お口の中をキレイにする「最強の歯みがき」タイムに突入!

歯科衛生士の長内香織さんが、

  • 小刻みにみがく
  • 2分間みがく
  • うがいは1回

という「最強の歯みがき」の3つのコツを伝授。

「SCOPE」オリジナル歯ブラシを使って、丁寧に歯をみがくことに全力で集中していました。歯みがきのあとは、自分の歯を守った証として「ヒーロー認定証」のシールをプレゼント!

イベント終了後には、子どもたちがサインや写真撮影を求めて、関根さんと上田さんの周りに集まる場面も。憧れのアスリートとの交流も、子どもたちにとって忘れられない思い出になったようです。

関根明子さん、上田藍さんの感想
‐一人では難しいことでも、みんなと一緒だから頑張れる‐

今日の感想について

関根さん
「子どもたちがとても新鮮な気持ちで楽しんでくれていて、泳ぎも水の冷たさも風も、全部ひっくるめて体験してくれている様子が本当にうれしかったです」

上田さん
「プールではなく自然の中で泳ぐことで、水温や環境の違いを肌で感じられたと思います。最初は『寒い!』と驚いていた子どもたちも、いざ挑戦となると表情が変わって、みんなで一斉にチャレンジしていました。一人では難しいことでも、みんなと一緒だから頑張れる。そんな相乗効果が生まれていたように感じました」

トライアスロンの醍醐味について

関根さん
「陸上長距離は同じトラックを何周も走る競技ですが、トライアスロンは展開がどんどん変わるのが魅力です。飽きることなく、常に新しい刺激があります。私自身、初めて出場したときは“障害物競走みたいで楽しい”と感じました」

上田さん
「3種目あるからこそ、それぞれの得意分野が活きるのがトライアスロンの面白さだと思います。泳ぎが得意な子、走るのが得意な子、それぞれに活躍の場がある。途中で順位が入れ替わる面白さもあって、そこが魅力ですね」

子どもたちへのメッセージ

関根さん
「トライアスロンは3種目あるからこそ、最後まで勝負がわからず、自分の強みも活かせる競技です。子どもの頃に取り組むことで、体だけでなく頭も使うので、可能性が大きく広がると思います。選手を目指すかどうかに関わらず、ぜひ一度チャレンジしてほしいです」

上田さん
「今日の体験の中には、初めてのこともたくさんあったと思います。それでもみんなが笑顔でフィニッシュしていた姿がとても印象的でした。子どもの頃は、何をするにもチャレンジの連続です。その挑戦を“楽しい”と思える気持ちを、これからも大切にしてほしいです。トライアスロンには、新しいことに挑戦するきっかけがたくさんあります。今回の体験が、その第一歩になればうれしいです」


福岡会場は、昨年も実施予定でしたが大雨によりオンラインセミナーに変更。
今年は直前まで天候の心配がありましたが、台風も去って絶好のトライアスロン日和となりました。
保護者の皆さまも、子どもたちの雄姿を写真におさめたり、声援をおくったりと一体感が芽生えていたように見えました。

「楽しく取り組む」ことに意義がある――そんなトライアスロンキッズキャンプ「SCOPE」、お子さまの『できた!』という自信を育む場として、ぜひ次回のご参加をご検討ください!

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